毎日の食卓に彩りを添えてくれる「食器」は、料理や季節に合わせて選ぶのも楽しいですよね。また、買い物に出掛けて様々なアイテムを見ていると、つい買ってしまう人も多いでしょう。
すると、どんどん家にある食器の数は増えていき、食器棚に入らなくて困ってしまうこともあります。こうなると、自分がどんな食器をどのくらい持っているのかすら把握できなくなってしまいます。
これは、既に持っているような物を買い足してしまう可能性もあり、非常にもったいないですね。現在ある食器を上手く活用するためには、持ち過ぎている食器を断捨離し、自分の把握できる量にすることも必要です。
食器の断捨離する手順や振り分け
中が見えるガラス扉の食器棚を使おう
皆さまがお使いの食器棚はどのような物でしょうか。中にどんな食器が入っているのかを、パッと見ただけでは分からない食器棚を使っている人ほど、自分の持っている食器を把握できていません。
食器棚を選ぶ時は、中が見やすいガラス扉の物がオススメです。そうすることで、日常的に何度も食器を見ることになります。この意識せずとも食器を確認できるメリットは、よく使う食器だけでなく、使わない食器も目にすることができる点です。
「この食器は全然使ってないな?。」と気付くことができれば、それが断捨離のヒントになりますよね。
分別による食器の断捨離
自分の持っている食器をある程度把握しても、「捨てる」という決断を下すことは簡単ではありませんよね。そんな人は、まず2つのポイントに従って「分別」することをオススメします。以下にあげる2つのポイント両方に当てはまる食器を食器棚から外してみましょう。
- 半年以上使っていない。
- 使ってはいるけど、魅力は感じない。
この2点に当てはまる食器を取り出してみると、食器棚に余裕ができるハズです。食器を持ちすぎることのデメリットは、把握しきれないことの他に、嵩張ることがあります。
食器棚いっぱいに食器を詰め込んでいると、奥の食器を取り出すことが面倒になってしまうのです。なので、食器を取り出して余裕のできた食器棚になると、奥の食器も取り出しやすく、今ある食器を活用できますよね。
思い出による食器の断捨離
食器の中には、その物を見るだけで思い出が蘇るものもあります。例えば、友人の結婚式の引き出物などは分かりやすく友人の顔が浮かびますよね。
中には、あまり相性のよくない知人からの頂き物が隠れているかもしれません。そうでなくても、パッと見て少しでもマイナスな思い出が蘇る食器は意外にあるものです。そういった物は、頂き物だからと遠慮せずに積極的に断捨離をしましょう。
一軍の食器を見分けて断捨離
食器を大量に持っている人でも、実際に食卓に並ぶものは限られた食器をルーティンしていることが多くあります。無意識のうちに、自分の好みの食器を選んでいるのですね。このような「一軍の食器」を見分ける方法として、「この食卓、割れたらまた買う?」と自分に問う方法が有効です。
食器は、ある日突然割れてしまうことがありますよね。そうなった時、他のもので代替できるのであれば特に必要不可欠な食器ではないのです。
しかし、割れてしまった時に、悲しかったり食卓に物足りなさを感じて再び買おうと思う食器であれば、それは文句無しの「一軍の食器」と言えます。
食器の断捨離は無理をしない
なかなか食器を断捨離できない人によくある考え方が「断捨離=辛い」という思い込みです。過去に断捨離を行った時に、誰かに無理やり好きなアイテムを捨てられたり、お気に入りのアイテムを思い切って捨ててしまって後から後悔した経験がある人にみられる思い込みです。
一度「断捨離=辛い」と感じてしまうと、この方程式はなかなか変えることができません。なので、食器の断捨離を行う時は「辛い」と感じるほど無理をしないことが大切です。
辛い思いをしてまで断捨離を決行すると、そのトラウマによって二度と断捨離ができない体質になり、結局また食器が溜まっていってしまうのです。
一軍の食器から自分を知る
手元に「一軍の食器」が残ったら、それらの食器に共通するポイントをチェックしてみましょう。色や質感、柄、厚み、重さなど様々な点を確認することで、自分の好きな食器の共通点が見えてきますよ。
そうすれば、次の買い物で気になる食器を見つけた際、「こういうデザインは一軍ではないから、使わなくなるな」と確認することができ、無駄買いを防ぐこともできるのです。
必要な食器の数って?
食器を断捨離する際に考えたいのが「手元に残す食器の数」です。この数を明確にしておくと、断捨離後に再び食器が増えることを避けることもできますよ。残しておく食器の数を考える上ので目安にしたいのは、「一汁三菜」です。
- ご飯→お茶碗
- 汁物→スープ皿
- 主菜→大きめの皿
- 副菜2品→小さめの皿
- 飲み物→コップ
この様に考えると1人当たり最低6皿あれば、食卓がまかなえることが分かります。家族の人数に6をかけた数が、最低限置いておくべき食器の数なのです。とはいえ、最低限ギリギリの食器では不安ですから、それを目安に調整しましょう。
一軍の食器でマイベスト食器棚に
中が見える食器棚の中に、自分が大好きで毎日使いたい食器が程良くキレイに収まっている様子は、想像しただけで気分が上がるものですよね。皆さんも、これを機会に食器棚に眠る食器を断捨離してみてはいかがですか。