食器棚や押し入れに、なぜか使わない食器が一杯…。日常的に食器棚から出し入れする際に、なんだか使わない食器が詰め込まれていて窮屈、という思いをしている人は意外に多いのではないかと思われます。
普段使用している食器とは別に、家の中に使わない食器が溢れており、かなりのスペースを占領しているということはよくあります。
何故このように使わない食器が増えてしまったのでしょう?
- 親や兄弟、夫、自分でも買ってきた趣味に合わない物か、時代遅れの形や色の食器がその都度溜まり続けている。
- 旅行の際のお土産の食器や焼き物が捨てづらく溜まっている。
- 引き出物用として作られた、センスや使い勝手がイマイチな食器が箱に入ったまま放置されている。
- コンビニやお店、メーカーのキャンペーン等で配布されていた食器がどんどんたまっている。
等々、食器は集まってきやすい物なのです。でも風水から見るとこれらの「使わない食器」はNGな場合がほとんどです。
風水から見た食器とは
食器は風水的に見ると土の気、金運を生じる源と見ます。毎日使う食器は、自分や家族の生活基盤となる運気に関係し、財産や人の格を象徴する大事な物なのです。
色や素材や状態、その食器に対する思い(贈られた物や縁起の良い物、気に入っている物)によって運気が左右されます。
とりあえずそろえた思い入れのない安物をはじめ、キズや欠けた食器はもちろん「使わない食器」も、風水的にお金周りが良くない人が持っていることが多い要注意な品物の一つです。
風水的にNGな食器の代表例
風水的に良くないとされる食器の代表例は、言うまでもなくキズや欠けた食器です。
誰にだって、ちょっとした欠けやキズ程度では捨てたくない愛用品やプレミアムグッズはあるものです。
しかし、割れたり欠けたりした食器は、自分の身代わりなったか寿命が終えたと考え、感謝しながら処分した方が運気が良くなります。
欠けた食器を使い続けるということは、風水的に自分を傷つけている事と同じとみなします。
また、どんなに高級なものでも、趣味でなく気に入らない食器は、良い運気を取り込んだり、物事に取り組む意欲を失いがちです。
便利で手っ取り早い100円ショップの食器も、その程度の運や金運しか寄ってこないとみなします。
「使わない食器」とは
風水では、高価な食器であっても使わない食器では意味がなく、むしろ好きでもない食器をため込んでしまう事で重荷を背負うとみなしています。健康面だけでなく行動面ややる気ダウン等、良くない影響があるとされています。
せっかく贈られた高価な物だからともったいなく思い放置している食器類も、贈り主が明らかに自分より運が良くないと思えるような人や嫌いな人である場合は、自分にとってはアンラッキーなアイテムでしかありません。
贈られた時点で運気の良くない相手や嫌いな相手であることはもちろん、その後に運気の下降したお相手であれば、食器の場合は家庭の生活基盤にかかわる物のため、良くない物とみなします。
不要な物や使わない物には、陰の気がたまる!?
自然界全ての物に気が宿ると考える風水では、使わない物や不要なものには陰の気が宿ると考えられています。使わない不要な食器は、命がない状態であるとみなします。
食器に限らず、家の中にこのような物が溢れていると、陰の気や殺気がこもり災害に見舞われやすくなります。
少し脅かしすぎですが、あまりに使わない食器であふれている場合、たとえば不要な物、セット品の半端物(風水的にバランスが良くないため)、安い物、傷物などから処分することをお勧めします。
風水でなくても地震の際など危険回避のためにも、普段から整理整頓されていた状態が望ましいです。
収納スペースに使わない食器がギッシリもNG
食器棚に使わない食器がギッシリ詰め込まれていて、日常使いにも取りだす事に支障があるような場合は、風水でなくても問題があることは明白ですが、風水的な解釈でもやはり運気ダウン状態です。
食器同士の隙間に新しい気が入らなくなり、金運の流れが滞ってしまいます。極端な場合では、窮屈な思いをしたり、窮屈な印象を与えるような人になりかねません。
使わない食器は人に譲ると人徳で返ってくる?!
使わない食器は、少しだけ割って処分してしまうのが一番良い方法ですが、高価で美しい製品である食器には罪はなく、酷い行為に思える時もあります。
どうしても新品を割って捨てる気持ちになれない場合は、塩水にいったんつけてリセットして捨てるのも良い方法です。
自分とその食器を媒介した人との問題と考えられる場合は、贈り主を知らない気が媒介されることがない人に譲るという方法もあります。
転売やバザー、オークションに出品される場合は、人手に渡る前のクリーニングや商品番号、整理番号がつけられます。そのことにより、再び使われなかった食器は、新しい商品として出荷されることになります。
新しい持ち主の元に渡り、喜ばれて使われる食器も人の気も、人徳として返ってくるとみなすことができます。ある種、チャリティー的な意味合いを持つととらえることができます。
それでも、やっぱりもったいない
物がなかった時代の祖父母や、好みの物が入手しづらかった両親の時代など、食器をため込んでしまうにはそれなりの理由があります。若い世代でも子供用の可愛いキャラクター食器などは、ついつい集めたりもらったりして不必要なまでに溜まりがちです。
しかし使わない食器を見直すとそれなりに理由がある物が多く、大事に思えないか愛用できない何かがあるものです。もったいないのはやまやまですが、使わない食器で運気ダウンはもっともったいないことです。
不要な食器は買取ってもらったり寄付したりと、風水的思考で整理整頓すると良い運気を呼び込める機会が得られるはずです。