食器は引き出物などで頂く機会が多く、知らぬ間に増えてしまうこともあります。また、ふと立ち寄ったショッピングモールで好みの食器がセールになっていると、ついつい買ってしまうことも多いのではないでしょうか。
収納しきれないほどの食器を持っているけど、貰ったものは捨てにくいし、自分で買ったものを断捨離するのは後悔する気がする、、、。そんな風に悩んでいる方に、食器を再利用する使い道をご紹介します。
使わない食器の使い道 5選
食器の買取をしてくれる業者を利用
お近くのリサイクルショップに持ち込むのも、簡単にできる食器の再利用法です。自宅まで無料査定に来てくれる出張買取が知られていますが、最近ではスマートフォンで撮影した写真をもとに見積もりをしてくれる業者もあります。
この場合、買取してもらう食器を業者宛に送り、お金は振り込んでもらえますので、重い食器を持って移動する必要もなく気軽に利用できますね。業者宛に食器を送るときも、専用の箱を送ってくれる場合が多いので、ダンボールを用意する必要もありません。
ただし、買取業者を利用するときには、本人を確認するために保険証などのコピーが必要となります。なので、少しでも不信感を持つ業者は避けるようにしましょう。
業者を上手く利用するやり方として、先程ご紹介したフリマサイトで売れなかった食器を業者に買取してもらう方法があります。業者での買取よりも、フリマサイトの方が早く高く売れる可能性があるので、両方を活用してみて下さい。
オークションに出品
フリマサイトも増えてきていますが、オークションサイトもたくさんあります。こういったオークションサイトには、食器専門の業者からも多くの食器が出品されています。
そのため、フリマサイトと比較するとブランドの物や骨董などが落札されやすい傾向があります。買い手がつかないこともありますが、入札期限ギリギリになって落札されることも多いですので、出品してみる価値はあります。
地元のバザーに出店
地域単位で行われるバザーやフリーマーケットなどのイベントに出店する方法もあります。こうしたイベントの情報は、市町村のホームページや地域のフリーペーパーなどに開催情報が掲載されていますので、頻繁にチェックしてみてください。
出店が決まると、当日には自分で商品となる食器を運ぶ必要があったり、食器についても値札を付ける作業があるので準備は大変かもしれません。しかし、人と人とが対面してコミュニケーションを取りつつ食器を販売することは、とても貴重な経験となります。
また愛着のある食器がどんな人の手に渡るのか、実際に知れるのも大きなメリットですね。人が好きで、楽しみながら食器を再利用したい方にはオススメの手段です。
団体への寄付
食器の寄付を募集している団体はたくさんあります。それの中には、リサイクルの団体だけではなく、海外支援のものもあります。また、国内の災害時に支援品として寄付をすることができる場合もあります。
こういった再利用の方法では、もちろん販売やオークションとは違い金銭は発生しません。しかし、誰かの役に立つという事は尊いことです。食器を手放す気持ちも前向きになるのではないでしょうか。
寄付を考える上で注意しておきたいのが、基本的に寄付できる食器は新品とされています。なので、頂いて箱のまま使っていない食器などは、この手段で再利用するとよいですね。
フリーマーケットアプリ・サイトの活用
※フリーマーケットの場合は、食器類は配送時にトラブルになることもあるのであまりおすすめできません。
最近では、スマートフォンさえあれば出品できるフリマサイトがたくさんあることを、もうCMなどで存知ですよね。スマホは持っているけど、出品するのは難しい作業がありそう、と思って挑戦していない人もいますが、想像以上に簡単です。
写真を数枚撮影して、必要事項を入力すれば出品できていまうので、慣れると1品10分もかかりません。更に、新しく出品するとサイトを利用する人が見やすい場所に表示されるので、すぐに売れることも珍しくありません。
またフリマサイトでの購入を頻繁に利用する世代は、20~30代が多いです。この層に人気のブランドや柄の食器を意識すると良いでしょう。この他にフリマサイトに出品する際に意識すべきポイントとして、以下の項目があげられます。
写真は様々な方向から数枚撮影する
フリマサイトでは、商品の写真を複数枚のせることができます。インターネットの性質上、買い手がつくかどうかは写真で決まると言って良いでしょう。
それゆえ、一枚だけでなく、方向を変えて撮影した数枚を投稿するようにしましょう。また、色の変色や傷がある場合は、その部分を撮影した写真を載せることでトラブルを回避できますよ。
価格設定は慎重に
フリマサイトでは、送料を出品者側が負担している商品の方が売れやすくなっています。なので、早く売りたい気持ちが強くて安くし過ぎると、梱包の経費や送料によって赤字になってしまうかもしれません。
相場を確認するとともに、必要となる金額も考慮して価格設定を行いましょう。使わないけど捨てるのは悩む食器も、大切に使ってくれる誰かの手に渡ると考えれば、気持ちは軽くなりますよね。
使わない食器を再利用するには
使わない食器を再利用することにはいくつかのメリットがあります。以下にそのいくつかを挙げます。
環境への貢献
使わない食器を捨てる代わりに再利用することは、廃棄物の削減につながります。食器は一般的にプラスチックやガラスなどの素材で作られており、これらの素材は製造や廃棄において環境に悪影響を及ぼす可能性があります。再利用することで、資源の節約と廃棄物の量の削減に寄与することができます。
経済的な利点
使わない食器を再利用することは、新しい食器を購入する必要をなくし、経済的なメリットをもたらします。食器は家庭で頻繁に使用されるものであり、購入するときには一定の費用がかかります。再利用することで、節約することができるため、家計の負担を軽減することができます。
独自のスタイルを発見する
食器はさまざまな形状やデザインを持っているため、それを再利用してアート作品やDIYプロジェクトを行うことができます。食器を塗装したり装飾したりして、独自のスタイルを作り出すことができます。これは自己表現や趣味の一環として楽しむことができます。
食器の再利用するときの注意点
食器の再利用時には、清潔さと衛生面に注意する必要があります。以下にいくつかの注意点を挙げます。
徹底した洗浄が必要
使わない食器を再利用する前に、必ず徹底的に洗浄してください。食器に付着している食品の残りや油分、細菌などを取り除くために、熱湯と洗剤を使用して洗浄しましょう。特に食器の隅や溝、細かい模様など、汚れがたまりやすい箇所には注意を払って洗浄することが重要です。
湿気に注意
洗浄後、食器をしっかりと乾燥させてください。湿った状態で再利用すると、細菌やカビの繁殖のリスクが高まります。通気性の良い場所で自然乾燥させるか、清潔なキッチンタオルなどで拭いて十分に乾燥させましょう。
衛生的に使う
衛生的な使用方法に留意する必要があります。例えば、植物の鉢として使用する場合は、食品が直接接触しないようにし、土や植物の根との間に適切なバリア(たとえば、プラスチックライナーや樹脂ポット)を設置してください。
個人使用の限定
再利用した食器は、基本的には自身や自己の家族の使用に限定しましょう。再利用された食器を他の人と共有する場合は、事前に徹底的な洗浄と消毒を行うことが必要です。
状態の確認する
再利用する食器には、ひび割れや欠け、劣化などの損傷がないか確認しましょう。破損している食器は使用しないでください。ひび割れや欠けがあると、細菌や汚れが蓄積しやすくなります。
これらの注意点を守ることで、再利用する食器の清潔さと衛生面を確保することができます。食器の再利用は素晴らしい取り組みですが、食品の安全性と健康を保護するためにも、適切な注意を払って行いましょう。